ギタリスト嫁ブログ

アメリカ ロサンゼルスでロカビリーギタリストをしている旦那を持つ嫁のブログです。日本でも知ってもらえるようになれば良いなあと思い、ブログを始めました。音楽活動のことから日々のことまでユル〜く書いていきます。☺︎

Live music never dies

コロナウイルス感染者数が全米3位カリフォルニア州ですが、

6月に入ってから少しずつ飲食店や美容院など、

様々な分野のビジネスの再開が許可されてきました。

 

営業を再開したとはいえ、どのビジネスでも

  • マスク着用
  • ソーシャルディスタンス
  • レジ周辺にアクリルボード設置
  • 店内の客数制限(席を減らしたり入場制限をかけたり)

など、ウイルス対策は施されています。

 

我々が住んでいるロサンゼルスもカリフォルニア州ですが、

コロナに対しては慎重な姿勢で、州が定めた規定よりも

「ロサンゼルス郡」として独自にルールを設けているため、

ロサンゼルス圏内でのレストランやバー、美容院などの再開は

待ったをかけられている状態でした。

 

そして!

6月19日から晴れてロサンゼルスでも

飲食店を始め様々なビジネスの再開が許可され、

3月8日以降全てのライブがキャンセルになっていた夫も、

実に3ヶ月以上ぶりにお客さんの前での演奏が実現しました!

 

思ったよりも早かった経済再開にほっと一息です。

もちろん3ヶ月も演奏が無いなんてことは前代未聞ですが、

コロナパニックが始まったばかりの頃、

「2021年までライブミュージックは無理だろう」

という報道もあったので、

そんなあー!と冷や汗をかいたものです。

 

6月20日、記念すべきコロナ休み明け最初の演奏場所は

ロングビーチにあるアイリッシュバーでした。

晴れて営業再開ということで、行ってみたら超満員

もちろん座席数を減らしたり、入場制限をかけたり、

店員さんがフェイスカバーを着用するなど対策はされていますが、

お客さんが飲食する際はもちろんマスクを外しますし、

酔っ払ってハイタッチする人、密着してダンスする人など、

 

これは大丈夫なのか・・・?

と思わなくもない光景でした。

 

ちなみにフロリダで営業再開したバーに集まった16人が

全員コロナウイルスに感染したというニュースもあります。(冷汗)

 

店内には「今はダンスはダメ!」との御触書も。

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↑ "No Dancing" の "No" の部分が誰かに消されています。(笑)

そんなこと関係なしに踊り始める酔っ払いピーポーなので、

その度に警備員さんがコラコラと割って入っていました。

 

けれど皆さん一様に楽しそう。☺︎

演奏中の夫も楽しそう。☺︎

皆さん盛り上がり、歓声や拍手が止まりません。

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盛り上がる様子を見て、私も嬉しい気持ちでいっぱいでした。

 

先月ライブストリーミングでの演奏は行いましたが、

そのとき現場にいたのは私たち関係者のみ。

その時も大きい音で久々に演奏できて良かったとはいえ、

お客さんがいないのはやっぱり寂しいものでした。

www.youtube.com

 

そして、今回お店がとっていた対策で「おお!」と思ったのがこちら。

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テーブルの真ん中に貼られたQRコード

"SCAN ME" と書かれています。

スキャンすると、このお店のメニューが出現します。

テーブル手前に置かれているのが現物のメニュー。

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色々な人が触る物なので、皆が自分のスマホでも見られるように

編み出された方法ということでしょうか。賢い。 

日本でもこういうのはあるのかな?

 

そして、今日もう一つ驚いたこと。

演奏が始まる少し前のことです。

準備をしていた夫に、お店と外を隔てる壁越しに外から

話しかけてきた白髪のおじさん。

この壁は上部がアクリルになっていて、お互いの顔も見えます。

「もっと弾いて!」

と言って、おじさんは紙幣を次から次へと投げ入れてきます。

夫は音のチェックをしていただけなので、ギターを鳴らしてはいても

曲を奏でていた訳ではないのですが。。

「8時から始まりますよ」

「お金返します!」

と言っても聞く耳を持たず、壁越しにポイポイ紙幣が降ってきます。

で、「タバコ吸ってくるわ」とスタスタ歩いて行ってしまったおじさん。

 

戻ってきたときにお金を返せるようまとめて取っておいたのですが、

結局おじさんが戻って来ることはありませんでした。

投げ入れてくれたお金を数えてみると、93ドル(!)。

1ドル100円計算で9300円です。

 

夫「神様かな?」

 

いや本当に神様だったのかも。

チップとしてありがたくバンドメンバーで分けさせて頂きました。

 

 

少しずつ日常が戻りつつあるロサンゼルス。

まだまだ "様子見感" はありますが、こうして演奏できる機会が

どんどん増え戻っていくことを願うばかりです。

 

そして、健康でかつ自分たちの好きなことを続けられる生活が

どんなにありがたいか。

日々感謝の心を忘れないようにしなければと改めて思いました。

  

  

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