ギタリスト嫁ブログ

アメリカ ロサンゼルスでロカビリーギタリストをしている旦那を持つ嫁のブログです。日本でも知ってもらえるようになれば良いなあと思い、ブログを始めました。音楽活動のことから日々のことまでユル〜く書いていきます。☺︎

Hang Out with Spazz

毎年、シンコーミュージックさんから発売されているムック本「THE☆ロカビリー!」

今年もお声をかけて頂き、ありがとうございました。☺︎

www.shinko-music.co.jp

可愛い表紙♡

 

お読み頂いた方はご存知かと思いますが、今回は夫と共に「Spazz」ことベーシストのJohn Hatton氏にインタビューをさせて頂きました。

 

夫が日本にいた頃からの憧れのミュージシャンの1人であり、こちらに来てからはロサンゼルス拠点のミュージシャン仲間、そして大切な友人でもあるSpazz。

2016年にアルバムを出したDragon Jiveでも、彼がベースです。

Dragon Jive

Dragon Jive

 

 

日本ではBrian Setzer Orchestraのメンバーとして有名な彼は、経歴もテクニックも一流。

素晴らしいミュージシャンですが、いつ会っても飾らず、威張らず、誰に対しても平等で、とにかく人当たりがむちゃくちゃ良い!!

欲望にまみれ荒んだこのロサンゼルス・ハリウッド界隈(笑)で、とても貴重な人です。☺︎

 

インタビュー当日は色々なお話をしたため、「THE☆ロカビリー!」に収まりきらなかった内容がまだまだたくさんあります。

 

というわけで今回は、Hang Out with Spazz 〜番外編〜 をご紹介したいと思います。☺︎

 

 

朝食を一緒に食べたダイナーを出て、Spazzのお家にお邪魔しました。

中に入るやいなや、魅力的なものがいっぱい!

ハットン夫人が作ったクラフトやキルティングに、Spazzが描いた絵の数々。

「これは僕が描いた絵だよ」と言われ、思わず「絵も描くの!?」なんて驚きの声を上げてしまいました。

なぜなら、めちゃくちゃ上手い!

 

なんとも多彩なハットン夫妻です。

 

 

※以下会話:E=栄太郎 S=Spazz

 

S「絵は、セッツアーツアー(BSOツアー)の時に、ツアーバスで描くのさ。毎年1枚ね」

E「すごいね。水彩画?」

S「そう、全部水彩画だよ」

 

12 Pipers Piping - 笛を吹く12人の笛吹き

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S「これが一番最近描いたものだよ」

E「右下にサインがあるね」

 

9 Ladies Dancing - 9人の踊る女性たち

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S「これは『くるみ割り人形』に合わせて踊るダンサーたち。右下にベースも描いたんだ」

E「ほんとだ!」

 

8 Lords are Leaping - 飛び跳ねる8人の貴族

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S「猫が押して、落ちちゃうっていう」

E「誰か暖炉で燃えてるじゃん!(笑)」

S「そう、あああ〜!ってね(笑)」

 

Spazzは絵を描くとき、ゴルフ、楽器、家の暖炉など、「実生活の中で目にする物や光景」を織り交ぜて描くのが好きなのだそうで、実際3枚目の絵は家の暖炉を参考にして描いたと言っていました。

こちらがその暖炉。

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リビングに案内されると、テレビを見ながらキルティングするハットン夫人が迎えてくれました。

とても明るく気さくな方で、「ゆっくりしていってね」とのお言葉。☺︎

 

ちょうどリビングに面したところがSpazzのベース置き場のようで、ケースに入ったベースたちが並んでいます。

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リビングにもケースから出た状態のベースがあったため、外に持って行こうかということでそのままバックヤードへ。

少し動画にしてみました。

youtu.be

 

夫がベースを触らせてもらっていると、Spazzがおもむろにブリッジを指さし、「これは僕のアンチ・ブリッジ崩壊・システムだよ」と。

見るとチグハグにテーピングされていて、それらが演奏中にブリッジが倒れるのを防いでいるそうです。

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S「よくブリッジが倒れるベーシストには、これはオススメだよ。Eストリングはそんなに影響がないから、こんな風にテープを上に巻いても大丈夫。でもGストリングは音に影響が出ちゃうから、下の方がいいね」

 

E「この下のテープは?」

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S「ああ、これは…うーん、わからない。(笑)何で貼ったんだったかな?」

E「ははは。ピックアップのため?」

S「そうかも。ちなみにジェイソン・バーンズのオリジナルピックアップだよ。King Doublebassのね」

 

 

その後、バックヤードに腰掛けた2人は、インタビューを開始。

その内容はぜひ「THE★ロカビリー! 5」でお楽しみください。☺︎

 

 

インタビュー後は、さらにSpazzが見せてくれたのは、家中にある彼お手製の棚や椅子たち。

どれもプロ級の仕上がりで、手作りしたものと言われるまで気付かない見事なクオリティ!

使用した木の種類や、その組み立て方にもこだわりがあるようで、「釘を使わない日本の技法もずいぶん参考にしたよ」と、楽しそうに話してくれました。

 

ワインラック

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ビンテージの椅子を修理&それに合うスツールを手作り

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日本の建築技術なども参考にしたというテレビ棚

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外のバーベキューグリル周辺の棚

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見れば見るほど、そして知れば知るほど多才なSpazz!

暮らしの中のあらゆることを「楽しむ方法」を知っている彼だからこそ、いつも明るく、人に優しくいられるのかなと感じました。

 

ちなみに、Spazzの個人サイト(www.johnnyhatton.comでは、彼が手がけたロカビリーベースの教本や、オリジナルのTシャツが販売されているので、気になる方はぜひチェックしてみてください☆

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レッスンは動画で見られるようになっているそうです。

 

TシャツはSpazzのサインがプリントされたデザインで、可愛くてしかも着心地がイイ!

私もネイビーのを持っていてよく着ているのですが、この日もしっかり着用。

リビングでハットン夫人に「いいシャツね」と褒めて頂きました。(笑)

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車の窓など、至る所にSpazzのサイン。

 

 

音楽の話だけでなく、色々なことを共有してもらい、とても有意義な時間となりました。Spazzに感謝!

雑誌の出来上がりを楽しみにしてくれているので、近々届けに行きたいと思います♪

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