地毛で日本髪！一時帰国中の素敵な出会い
今年４月に一時帰国したときのことを、
以前こちらの記事に書きました。
ビザの更新や妹の結婚式、両家顔合わせなど、
色々と帰国中にあったことを書きましたが、
実は我々、結婚３周年（６月30日）を前に
和装での結婚写真撮影も行ってきました。☺︎
そのときの感動や素敵な出会いを改めて書きたくて、
写真が出来上がるまで、ホカホカ温存していました。（笑）
２週間ちょっとの一時帰国。
上記した通り、予定は盛りだくさんでした。
そのため、一時帰国が決まってからというもの、
限られた日程の中で空きがあるスタジオを
インターネットで探しまくる日々。。
大阪を始め、京都や奈良など関西にもたくさんの
スタジオがあります。
色々なところを見てはメールで問い合わせ、
日程が合えば仮押さえ。
リサーチ中、今回絶対にはずせないポイントが
地毛で日本髪を結うことでした。
最近は和装でも洋髪で撮る人が多いみたいですが、
私はやっぱり日本人ならではの、
婚礼における昔からある姿と言いますか。。
自分の髪を結い上げてもらうことに強い憧れがありました。
そんな夢があったので、
ここ数年は髪を染めることもなく、
レイヤーを入れることもなく、
ワンレングスの長い髪をキープするようにしていました。☺︎
（一時帰国直前の写真）
ネットで色々見て、仮押さえもして、
ぼちぼちこれで決まりかな〜
というときに見つけたのが、Bridal-Soraさん。
ウェブサイトに掲載されていた写真たちを見て、
こんなにも素敵な写真を撮る人がいるのか
と、一瞬で心を奪われました。
写真に一目惚れしてすぐにメールをしましたが、
あいにく日程が合わず。。
すでに仮押さえしているスタジオもあったので、
やっぱりそこで決まりかなぁ・・・
と思いかけた数日後！
なんとBridal-Soraさんから
「キャンセルが出た」
とのご連絡をわざわざ頂いたのです。
これはご縁？
でも、もう仮押さえしてるところが。。
でもでも、一生に一度の機会！
夫の了承を得てこちらも予定を調整し、
晴れてBridal-Soraさんにお願いすることになりました！
予約後に知りましたが、
Bridal-Soraさんのオーナーで、
ご自身も写真家をされている竹中岩仁さんは、
写真のワールドカップ
World Photographic Cup 2019 日本代表に選ばれ、
ちょうど私たちの撮影の翌日、
「チームJAPAN」の一員として、
ノルウェーに出発されるということでした。
さらに、竹中さんは奈良県出身な上に、
以前カリフォルニアにも住まれていたそうで、
そこにもご縁を感じました。☺︎
Bridal-Soraさんでは、撮影の予約が決定してから、
竹中さんご自身がロケハン＆撮影場所の決定
という準備を行っています。
撮影の数日前に衣装合わせで一度スタジオに伺い、
当日は朝９時にスタジオに伺って、
ヘアメイクと着付けをして頂きました。
そのときに髪結いの先生から
「日本髪を結うのを楽しみにしていた」
と言って頂き、とても嬉しくなりました。
支度中、先生と色々なお話をしましたが、
印象的だったのが、お仕事に対する意識がとてもカッコイイということ。
人の髪を結う。
着物を着付ける。
お化粧を施す。
どれもその後の写真撮影のための準備ではあるけれど、
撮られた写真を通して先生の魂が伝わるよう、
一生懸命仕事をするのだと。
先生ご自身の「姿」は写真に写っていないけれど、
キッチリ整った美しい髪や、
上品に着付けられた着物、
そして一番綺麗に仕立ててもらった顔は、
いずれも先生の「作品」で、
それは写真として永遠に残る物。
だから、どんな時でも仕事には本気で取り組むと、
そして、何より仕事が楽しいと
おっしゃっていました。
撮影は、竹中さん、着付け（髪結い）の先生、
スタッフさん２名、そして我々の計６名で、
一日中奈良県内を車で大移動でした。
移動中、車中で竹中さんのアメリカでのお話を
聞かせて頂いたり、
我々の身の上話をしたり、
とても楽しい時間を過ごせました。
そして、隅々までロケハン済の竹中さん。
何の花がいつ、どこで咲いているかは全てご存知です。
今年は、桜の開花が例年より遅れていたのですが、
私たちの撮影日はどこもかしこも満開に！！
天気にも恵まれ、本当に本当に最高の一日でした。
文字通り朝から晩まで、
何カ所も場所を変えながらの撮影でしたが、
一秒たりとも疲れた表情を見せない竹中さんと、
チームBridal-Soraさん。
私たちが疲れないように、楽しく過ごせるように、
皆さん笑顔で常に気遣って下さいました。
上述した髪結いの先生とのお話にも通じますが、
撮影中、竹中さんはライティングなどを微調整しつつ、
「次はこうしてみよう」と、納得のいく一枚が
撮れるまで、シャッターを切り続けていました。
それは夜になっても変わらずで、撮影場所を
探してスタスタと歩き続ける竹中さん。
そしてそれをサポートするスタッフさんたち。
全員のお仕事に対する情熱をひしひしと感じました。
写真の撮影というのは、とても言い方は悪いですが、
「流れ作業」にしようと思えばできるかも知れません。
マニュアル通りに基本的なことだけ押さえて、
こういうポーズで、この距離で、この明るさで、
シャッターを押せば良い、といった感じに。
「今どき写真なんて誰が撮っても同じ」と言う人と
実際に会ったこともあります。
スマホも驚くほどに画質が良くなり、
様々な写真編集アプリも登場し、
私たちの生活の中で「写真を撮る機会」は
以前と比べて格段に増えたと思います。
それと同時により気軽なものとなり、
誰でも「一見そこそこのクオリティ」の写真が
撮れる時代になりました。
けれど、今回のように竹中さん始め、
チームBridal-Soraさんと一日を共にさせて頂き、
写真という作品の向こうには、
たくさんの「魂」があることを肌で感じました。
ロケハンから撮影まで手がけて頂いた竹中さん。
支度・現場でのお直しをしてくださった先生。
予約の段階から親身にメールでの対応をして頂き、
さらに現場でも常に気遣ってくださったスタッフさん。。
これは「ミュージシャン」という夫の職業にも通じていて、
演奏を見聴きする人には、彼の魂を感じて欲しいと思っています。
今回、職種は違っても、その場にいる全員に共通して
「人にエネルギーを与えられるお仕事」
なのだと、強く思いました。
（私はそういう人たちからエネルギーを頂く側です。笑）
スタジオに戻ってからも、遅い時間にも関わらず、
一枚一枚写真のデータを見直す時間を頂き、
帰り道は胸いっぱいで彩華ラーメンをすすり、
終電が無くなった奈良の田舎道を楽しみました。（笑）
「結婚写真を撮るならここがオススメ」
なんていう軽い言葉ではとても伝えきれないほど、
Bridal-Soraさんでの一日は、
我々夫婦の素晴らしい思い出となりました。
一つ一つの事に心がこもっていて嬉しく、
どのスタッフさんも笑顔が眩しくて、
たくさんのエネルギーを頂くことができました。
素敵なご縁と素敵な作品たちに、
心から感謝です。☺︎
Bridal-Soraさんのウェブサイトはこちら☆
-- 9/25 追記 --
ななーんと、奈良が生んだ巨匠、竹中さんのブログにも
我々のことをご紹介いただきました！涙
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Dragon Jive ファーストアルバムも宜しくお願いします☆
